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売りたい気持ちと売りたくない気持ち

  • 2024.04.28
  • 新井 健史郎

契約と流れの確認

今日はお客さまのご契約があり、世田谷区の方へ行ってまいりました。持ち回りの契約でしたので先に仲介業者さんの事務所へ契約書を取りにお伺いしました。お待ち合わせを終え、売主さまとお会いすると「今日は後ろに予定が入ってしまっている」とのこと。幸い、売る側なので重要事項の説明は簡易的に行うことが出来ます。契約と今後の流れについても打ち合わせを行いたかったので急ピッチで進めていきました。

契約書の中でも大事な部分、トラブルになってしまう恐れのある部分は丁寧にお話ししました。特に重点的にお話ししたのは、どのような場合に白紙解約となってしまうか、違約となってしまうかです。今回の契約内容は白紙解約となってしまう可能性が、限りなく低いですが普段よりは高かったので理由をお伝えしました。説明を終えて、署名をいただいていきましたが書類の多さに驚いておりました。

実はそんな思いが

やり取りの終盤に売主さまからこのような言葉がありました。「はんこを押したらスッキリして早く次に移りたくなりました」「売らないわけではないけれど、どこかで売りたくない気持ちもあった」このような思いがあったことはこれまで全く気付かなかったので、反省しました。色々悩んで購入しているのですから、そのような思いもあって当然だと思いました。購入に比べると売却の経験は少なかったので、私としてもいい経験となりました。

あとは違約にならないよう、次に向けて無事に動き出せるようにサポートするのが我々の仕事なのでしっかりと打ち合わせをおこなっていきたいと思います。夕方ごろ買主の方も契約が無事に終わったようで「ここまで来れてよかったです」と買主さまもおっしゃっていたと聞きました。今回の契約は色々とあり、時間がかかってしまいましたが、どちらも引き渡しに向けて安心して次に進んでいけるよう仲介業者さまと一緒にサポートしていきたいと思いました。

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