盛り上がるとつい熱が入ってしまう電話
自社ポータルサイトに掲載している物件に、過去にお問い合わせをいただいた方々に、近況を伺うため電話をしました。年末年始の休み明けの3連休中でしたので、お電話に出ていただける率が高いと思いましたが、そんなこともなくほとんどの方が電話にでていただけませんでした。稀に電話に出られても既に購入されたか、何らかの事情で今は探していないという方が大多数でした。
その中で1時間話をしていただけたお客さまがいらっしゃって、結果的に来社されることになりました。半年前にお問い合わせをいただいておりましたが、その際の電話はつながらなかったようでした。物件を探していると、不動産会社からかかってくる電話も多いと思いますが、せっかく電話に出ていただいたお客さまに対して私が何もお役立ちができなかったら電話をかける意味が無いという気持ちで毎度かけております。
お客様の背景を知る
話を伺うと、お客さまはとても行動力のある方でした。借入の金額を知るために不動産会社とは関係のないファイナンシャルプランナーの元に相談をし、複数の不動産会社にも話を聞いておられました。
結果、ご自身でリノベーションをしたいと思い、ワンストップの会社に既に依頼をされているそうですが、お客さまが重要視をされていたのは不動産の資産性でした。ここに違和感を感じたので、更に詳細を伺った上で、現状での現実と理想が相反してしまっていることを指摘させていただきました。
お客さま曰く、物件を問い合わせした不動産会社の対応は大手や中小問わず大体どこもありきたりで、物件の条件だけ聞いて終わりだそうです。細部まで聞いてきて、裏側の事情を話してくれる人はいなかったとのことでした。不動産会社からすると理想が高いと思う条件でも、お客さまはレインズをチェックしている訳ではないので実情は分かりません。ただ伝えるだけで説得するのではなく、実情を知っていただき納得してもらうことが重要だと思いました。