9時間遅れての到着
新居を購入された新婚のお客さまの契約がありました。弊社の事務所に来ていただくのは今回が初めてでしたので、秋葉原の駅まで迎えにあがりました。お会いすると、いつもお決まりの握手を求められました。握手は世界共通の挨拶マナーですが、日本人同士だと日常の挨拶で握手をすることは滅多にないので、とても新鮮に感じます。握手をすると相手の方と距離が近くなった感じがするので、日本でももっと身近になればいいと思います。
事務所まで向かう途中、お客さまの母国から奥様が昨日はじめて来日したという話を聞きました。フライトの時間が予定より9時間も遅れたそうで、成田まで迎えに行ったからほとんど寝てないと聞きました。ネガティブにも感じてしまう話をあまりにも陽気に話されていたので、お客さまが寝てないことはそっちのけで、無事に奥さんを迎えられたことを一緒に喜びました。
喜んでもらう精神
お客さまは日本に25年間いらっしゃるので、日本語はペラペラです。しかし契約書は日本語なので、お客さまからすると読めない漢字もあります。今まで私の海外のお客さまは、ほぼ中国の方でしたので漢字も問題ないですが、今後もし、全く日本語が読めないお客さまが現れたら、翻訳した書類も必要になります。その前に、海外の方に専門で仲介している不動産業者さんと知り合いになろうと思いました。
長年経営されている不動産会社さんが今回の売主さまでした。その売主の社長が、買主さんと私に手土産を用意して下さってました。買主さまは、相手に感謝を伝える手段として、この日本の文化が好きと、とても喜ばれていました。日本だけで暮らしていると海外の文化に触れることも滅多にないので、積極的に海外の方が集まる場所に行っても楽しそうだと思いました。取引を終えた暁には、お客さまからパーティに呼んでいただけるとのことでしたので最後まで抜かりなく進めていきたいと思います。