持ち回り契約
本日は足立区の投資用物件のご契約を13時半からスタート。買主のY様には様々な問題を抱えている物件である事を事前に何度もご説明させて頂き、売主様への大幅な指値交渉の末、双方に条件を出し、ご納得いただいた上で本日のご契約を迎えた。
あいにく売主様はご高齢で、お身体に無理が出るとの事で、持ち回り契約である事が一つご条件。買主様のご主人様も同じくご体調が優れないとの事で、今回はご子息様のご名義でご購入となった。
手付金は本日の契約日にY様ご子息からのお振込みをお願いし、売主様には事前に契約書類への記入・押印を売主側業者様を通じて済ませて頂いた書類を弊社までデリバリーして頂いていた。ご主人様のY様は競売物件やアパート投資物件の売買も今までに何度も繰り返されているお客様。持ち回り契約の件もすんなりご理解頂け、当日は奥様、ご子息様でのご契約との事で奥様にも当日の流れをご説明し、ご納得頂いていると思い込んでしまっていた。
初めて銀行まで走ったギリギリの契約
お約束時間よりも少し早目にご到着頂けた。ただ、そもそも15時までに手付金の振り込みをして頂く必要がある。どうしてもお時間が合わないとの事でこのお時間からのご契約となったので、急ぎ目で重要事項説明書からお読み合わせ。一通りご説明を聞いて頂き、続いて売買契約書の読み合わせ。その時、唐突に奥様から「売主が来ない事には違和感があり、今までそんな契約は無かった」との事
どうやら奥様は持ち回り契約そのものをご理解頂いておらず、売主様がお越しでなくとも別の代理人が必ず来ると思われていたとの事。手付金の振込先もお知らせしていたが、売主代理人様が来るなら無関係だと思い、現金で持って来たとの事だった。反省点として、電話でお話しした内容であっても、契約の流れは文字にすべきと理解した。結果、紆余曲折はあったが15時ギリギリに銀行までご子息様とご一緒にお越しになられたお嬢様と走り、なんとか間に合った。ご理解頂いているとの思い込みは、大きなトラブルになる可能性もあり、反省したい。