ハイツ小岩のリノベーションプラン
本日は、ハイツ小岩のリノベーションプランを考えました。こちらの物件は1975年・築49年・42㎡のお部屋です。毎回、リノベーションを考えるときは「自分だったら、どんな家だったら嬉しいか」と自分軸で考えてプラン作成をしていました。しかし、今回は、マーケティングを勉強するためにも、ターゲットを明確にして分析し、その層の方に絶対気に入ってもらえるような物件にしたいなと思っていました。以前、芳賀代表に「この物件はどんな人が買いそうですか」と聞いていました。42㎡ということで、無意識で思っていたのは一人暮らしの気持ちの若い40代。しかし、芳賀代表からは思ってもみなかった答えが返ってきました。「そこそこのシニア層のご夫婦」。「こういう事情で家を探すことになって、もう二人だし、多少狭くても、古くてもOKと考える方」と具体的に教えてもらいました。自分とは全然違う見え方だったので、びっくりしましたが、お話を聞くとなるほどなと思いました。 それからシニアの行動やエリアの特性についても考えてみました。
この人のために作ってみるということ
ベッドよりお布団。定年を迎え時間に自由がある。物は多く、たんすなどの大きめの収納家具がある、などなど…。そうした部分を書き出していき、そのうえでどんなニーズがあるか推察。この時点で親の顔や子供の時の祖父母の様子が思い浮かびました。なるほど、すごく分かりやすいしプランも作りやすいです。考えられるすべてのニーズをかなえられるわけではもちろんないのですが、「この人のために作る」と決めることは、ある意味冒険もしやすいように感じました。とはいっても迷っている点もありました。もとの間取りは2DKなのですが、キッチンは壁付です。ここの変え方でお部屋ががらりと変わります。個人的には壁付けキッチンはわりとありだと思っているんですが、ものが多いとごちゃごちゃしやすいですし、新しいお部屋だという印象は薄れてしまうような気がします。しかしここを変えると一気にお部屋は狭くなりがちです。そして販売価格との兼ね合いもあります。あまり予算は取れないようなので、あまり変えない方向になる気もします。あとは現地調査で見てから決めていこうと思います。