地元密着の不動産屋が強い理由
仕入れが決まった物件の現地調査に行きました。物件の場所は駅からバスを使う距離にあり、車でないと不便な立地です。ただ、大学と幹線道路を中心として街が形成されているので、飲食店やスーパー、家電量販店などが豊富にあり、駅まで行くことを考えなければ生活には便利なところです。私の地元であるさいたま市のよく知っている場所なので、それだけでイメージが湧きやすく、逆に言うとマイナス点もプラス補正がされてしまうと思いました。
バス停を降りると、そこは以前、私の奥さんに売却のチラシをポスティングしてもらっていた際に訪れたマンションの近くでした。地元であり知っているということは、購入を検討されているお客様の対応にはもちろんですが、物件の買取であっても話をする相手に説得力が増し、それは強みだと思いました。
家は思いを繋ぐ
事前に写真で見た通り、室内はキレイに使われておりました。8年前にフルリフォームされた物件ですが、想定していた表層のリフォームで問題なさそうで良かったです。時間を作って立会いいただいたオーナー様のやさしい人柄どおり、きっと愛情を持って大事にお使いになられていたと思うと、勝手に色々と想像して感慨深くなりました。
私は会社として物件を買わせていただくだけですが、売主さんからすると今までの思い出が詰まった生活の場を離れることになるので寂しい気持ちもあると思います。
私が売却の仲介の立場であれば、そんな思いも直接お客様からお聞きすることができるのですが、買取というポジションだと込み入った話は聞けません。想像にはなってしまいますが、売却されるお客さまの気持ちに少しでも寄り添いたいと思いました。
ビジネスとしてやる以上は利益を出さないといけませんが、人として気持ちの面での思いや行動も忘れずに仕入れの仕事をしたいと思います。