前日に分かった懸念点
本日はN様のご契約日。昨日届いた重要事項調査報告書を確認すると修繕積立金の値上がりが検討されていると言う記載があり、なおかつ建物全体での管理費や積立金の滞納額も総額200万円近くに上ると言うあまり芳しくない報告内容であった。しかし、事実であることには変わりがないため、LINEにて昨日N様にご報告。当然の反応として、急激な値上がりを心配され、建物管理会社の担当者が休みだった為、折り返しを待っていた。
本日朝に建物の担当者から連絡があり、長期修繕計画表内にて再来年に大規模修繕の計画がある為、検討事案となっただけで、何も決まっていないと言う内容だった。また、建物全体での滞納金に関しては、複数戸をご所有であった方がお亡くなりになられ、相続人が見当たらない為に発生した問題であり、現在は財産管財人を裁判所に申し立てを行い、お部屋の売却をすることによって回収の目処が立つとの事で、ありのままをN様にご報告。
実は読んで頂けてた!!
昨日はご不安に思われているご様子だったが、ご来社前に上記報告をさせて頂くと、安堵されたご様子。契約自体はスムーズに進み、個人的に大学でコンクリートの研究を行っていた事をプロフィールでお伝えしていた為なのか、鉄筋コンクリートと鉄骨鉄筋コンクリート造についてご質問を頂き、コンクリートと鉄筋の組み合わせが素晴らしい事などの雑談に花が咲いた。重要事項説明書の読み合わせも終わると、売主様と売主側業者もちょうどご来社頂けた。
手続き自体はあっという間に終了、先に売主様をお見送りしてからN様と少しお引き渡しに向けてのご説明をさせて頂いた。すると「他の不動産屋ならここまでして頂けなかったと思います。本当に色々有難う御座いました」と言う小躍りしそうなお言葉を頂けた。そして「実は日報を毎日書いてるんです」とお話すると「はい。知ってます。言うべきか迷いましたが、読んでました」とのお言葉を頂けた。読んで頂けてる人がいた事に涙しそうになりつつ、お礼を申し上げ、本日は終了しました。