認識不足は危険
本日は明日のH様の契約準備をしました。ですが認識不足が招いた、契約延期になるところでした。ことの始まりは、金曜日に売主仲介業者からいただいた、重調がきっかけでした。内見時は、最新の重調がなく、わからなかったのですが、それは修繕積立金総額がマイナス約800万円になっていたことです。この物件は平成28年に耐震工事をしており、そのときの工事で約11,000万円銀行から『借入』をしておりました。
『借入』しているともうとかなりマイナスなイメージになりますが、この物件はしっかり管理されている証拠でもあり、ポジティブな借入でした。しかも毎年約1,100万円返済しており、今年度を合わせて残り4年で返して終わる計画でした。なので僕の認識では、現時点で残債があるため、日々の工事などが発生した場合は、貯まるはずがないので、マイナスになるだろうと思い、しっかり詳細を確認せず、H様にご説明しました。
調べずの〜〇〇だろうは危険
説明したときには、ご納得していただきましたが、そのあと娘さんや知人のかたから、再度ご指摘があり、詳しく調べることになりました。管理会社が土日お休みで契約が火曜日ということもあり、今日確認できなかったら…と不安な気持ちでいました。詳細を確認したところ、管理会社から言われる単語が初めて聞く言葉だらけで良く分からず、詳しく意味を教えて貰えなかったので、意味を調べるところから始まりました。
結果としては、僕の認識していた工事費用や、経費などの費用であっておりました。ですが結果オーライではなく、しっかり物事の意味を知ることが大切だなと強く感じました。約800万円のマイナスは『次期繰越金』というもので、今期の収入から前期の繰越金と経費を引いたものだったそうです。全てしっかり詳細を調べてご説明すれば、二度手間にならなかったなと思います。今後は裏どりや安易なことは言わず、気をつけたいと思います。