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続・岐阜県の戸建て

  • 2023.06.30
  • 藤居 琢也

地方ではレインズが機能していないのか?

先日岐阜県の中古戸建てのご売却のお話を頂戴したW様。以前に弊社の別の者が名古屋のファミリーマンションのご整理をお手伝いした事がきっかけだった。あいにく当時の担当者は既に辞めており、私が担当をさせて頂く事となった。最低限の売却ご希望金額をお持ちであったが、まずは近隣相場を確かめる。残念ながら5年前から近隣の中古戸建ての成約事例が1例しかレインズには残っておらず、現在の売り出し中の物件も数が少ない。

古家付き宅地として販売されている土地も有るが、金額もバラバラで昨年から決まっていないものが多い。ポータルサイトで確認をすると、なんとレインズの倍以上の物件が掲載されていた。地方ではレインズがあまり機能していないのか?と考えつつ周辺の中古戸建ての価格相場をみる。2500万ほどの物もあるが、築が古い戸建てに関してはかなり金額は下がっており、W様のご希望とおっしゃられらていた金額の70%程の価格が多い。

戦略はあるが、どうされたいかはお客様次第

そんな中、W様のご物件と似た物件を発見。いや、似ているのではなく、W様からご依頼を頂いた物件そのものでした。売り出された時期は3ヶ月ほど前。価格はご希望金額とされていた価格よりも300万円ほどお高い金額。W様なりに譲歩をした上で私にご相談を頂いたご様子。ただ、私が集めた情報と目安金額と考えられる根拠などの資料、当該物件の所在地や人口流入数、戸建を買われるメインターゲットの年齢層確認の為の年齢別人口などを印刷。

反応を見るしかないが、私がお手伝い出来るとすると更地にする事を前提として、お話を頂いている物件の前にある幼稚園に対して駐車場としてのご利用をご提案するぐらいしかないと思われる。既に他の業者が提案を行なっているかは不明だが、その旨を正直にご案内書面に記載し、設備も壊れているとの事だったので、中古戸建てとして販売するなら地元の業者様に軍配が上がります。とお伝えした。内見の都度、私が現地に赴く事は難しい。せっかくのお声がけだった為、細かくご回答させていただいた。

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