表面的に聞くだけではダメ

最近、物事の定義について考えるようになりました。
お客様から良い物件が出たらすぐ買いたいですと言われることが多いのですが、いつも「良い物件とはなんだろう。」で考えが止まっておりました。
良い物件の定義は価格が相場より安い事なのか、探している条件が一致していることなのか。物件を探しているお客様に対して、我々が条件を聞くことは当たり前だと思います。
私は、条件を伺った上でお客様の条件で優先順位を意識して相談を受けてました。
しかし良い物件という定義で考えると、本質は違うと思いました。

というのも、昨日案内をしたお客様の感想は、「部屋の作り的にプライベート性が確保できなさそう。うちは4人家族だから。」とおっしゃっていました。要はイメージと違っていたという事ですが、価格や部屋数、エリアなど物件探しの際にポータルサイトに入力する表面的なことだけではなく、もっと深いところまで理解していないとお客様のイメージとは、違うものをただ紹介しているだけになってしまいます。

言葉だけではなくイメージの共有が大事

お客様の希望に対して“部屋数などの間取りは合っているけど、作りが違う”などは、お客様の頭のイメージとこちら側のイメージがイコールになっていないということで、こちらが汲み取れていないだけです。
目に見える文字だけでなくビジュアルを共有することがイメージの相違をなくすことにつながると思いました。

紹介のお客様や、探し始めで来社されパソコンの画面を見ながら充分な打ち合わせができる方であれば、お互いのズレはあまりないように思います。
しかし、気になるポイントリストに写真や動画を添えたものを予め作っておけば、問い合わせだけで実際にお会いしたことのないお客様に対しても親切だと思いました。
目の前のことに忙殺されてしまいがちですが、細かいところから時間をかけて丁寧にやっていった方がお客様のためになると思いました。