査定の根拠を探す
本日は部下の蒼に、査定の考え方や方法を伝えた。今回は築浅戸建の買取査定。普段は中古マンションが多いく弊社では珍しい。蒼には、事前に査定してもらったが、なぜかマイソク価格よりも金額が高くなるという不思議な現象。これはまずいと思い査定研修スタート。まずはじめに、買取査定をするうえで大切なことを伝えた。それは再販価格と仕入価格の根拠。いくらで買っていくらで売れるか。とてもシンプルだがこれがなかなか難しい。
成約事例や売出物件がないと、基準となるものがないので査定は難航する。それでも根拠となるものを探すため、過去の成約を遡ってみる。すると、同じエリアで5年前の新築戸建の成約事例があった。平米単価を確認して、現在の新築価格と比較。すると1.5倍になっていた。この数字を予想再販価格で割り戻し計算した結果、予想仕入れ価格とかなり近い金額になった。
フィードバックは日報で
その他にも、査定の根拠になるものをいくつか教えた。同時に注意点もいくつか伝えた。たとえば、駅からの距離が7分と14分では違うのはわかるが、この距離分の価値の出し方や、築浅でフルリノベーションをせず、表層リフォームを行う場合の費用の出し方、2層と3層の違いなど、基本的なことから変則的なことまで一通り伝えた。ゆっくり丁寧に意識したが、実際は、、、
それを確認できるのが日報。最近、言われて気付いたのですが、日報は振り返りをしてる、と、はじめは全く理解できなかったが、ここ最近、理解できるようになった。部下にはフィードバックの意味も含めて、今回の研修について書いてもらったが、私の伝えたことの20%ぐらいしか伝わっていなかった。また、ここだけは抑えてほしかったところも、抑えられていないかった。それでも、このように現状を理解できたこと、私の教えが拙かったことなど日報を通じて学べました。今後はしっかり準備してから研修をしたいと思います。