物件の内容と査定方法
今日は業者から、4件の買取査定の依頼があった。 場所は世田谷区、葛飾区、江東区、豊島区。100米平を超えていたり、駅から近かったり、築年数が新しかったり、どの物件も良い点がありました。
特に、江東区の物件は、室内廊下で管理体制も良く、弊社得意の城東エリアでもあったので、部下に室内を見に行ってもらい、買付の準備をするよう指示しました。
物件の査定においては特段ルールはなく、私の場合、不動産屋だけが見れるレインズの、成約事例や販売物件を参考に金額を出します。取引事例が少ない場合は、ホームズのサイトを活用することもあります。
査定金額の算出は、リフォーム費用、仲介手数料、登記費用、利益などの数字をスプレッドシートに記入し、逆算しながら金額を出していきます。1人で査定をすると間違いや、うっかりすることもあるので、必ず2〜3人でおこなうようにしています。今回も三者三様の結果が出たので、査定ミィーティングをおこなったあとに、担当者にメールしました。
査定するにあたって
今回、査定するにあたって、難しかったところは、100平米を超えている物件は、取引事例が少なく、相場が読みづらい。さらにリースバックの条件も付いていた。他の物件は、旧耐震物件(1981年以前の物件)で、耐震診断の結果、Is値(耐震診断により、建物の耐震性能を示す指標)が0.6以下の物件や前面道路が緊急指定道路だった。この場合、買主様が融資を受けられない可能性があるので慎重に査定をした。
仲介業者からすれば、1度金額を伝えた以上その金額でやってもらわないと売主様や、上司、会社に迷惑がかかる。だから私は上方修正のみを心がけている。
不得意エリアは、今日も1時間以上査定金額を出すのに時間がかかった。それでも査定はしっかりやらないとマイナスになる。すべての責任は私にあるので、雑にならずに丁寧に査定します。